ASC X363の足
- Toshiyuki Beppu
- 2021年2月11日
- 読了時間: 2分
更新日:2022年8月30日

X363の足には2種類あります。銅足のモノと、鉄足のモノです。見分けるのは簡単!磁石があればすぐわかります。磁石にくっつくのが鉄足です(言わなくてもわかりますね)。

鉄足のモノを、私は「偽ASC」とよんでいますが、ASC社の正規ディストリビュータから購入しましたので「ホンモノ」です。海神無線より低価格で調達できますが、音的には、カサつくというか、高域が痩せてキツく感じられます。劣ります。
聞くところによると「ホンモノ」は中華製です。電気的特性がメーカーの規格範囲内なので、ASC社が調達して自社ブランドとしているとのことです。おそらく、複数の工場から調達しているのでしょう。フィルムの印刷がそれぞれに異なります。
これに対して、銅足はネオジウム磁石を近づけてもご覧のとおりです。

写真は、左のほうが古いモノです。いずれも海神無線で購入しました。かなり前から、クリーム色だったエポキシ樹脂が黒になって、いつの頃からか、ASC社のロゴマークもなくなりました。銅足の最近のロットは、解像度の荒いインクジェットプリンタでフィルム上に印刷されているため、かなり安っぽく見えます。
購入した限りでは、鉄足品は印刷されたフィルムを使っています。ですから、品名が複数箇所に示されます。これに対して銅足品は、1カ所にしかプリントされていません。これが見分けるポイントです。ところが、某webサイトでは以前の銅足の頃の写真を掲げているのに、売っているのは鉄足でした。ですから、違いを知っているお店で購入するしかありません。
ところで、銅足品と鉄足品の差は、足だけに原因があるとは考えていません。おそらくは、それ以上にキャパシタ本体の差があるように思います。でも、原因がなんであれ、差が聞こえることはたしかです。わずかの差ですが。
それでも、わずかの差を積み上げていかなければ、音楽を聞くのを邪魔しない音にはなりませんね。
もちろん、EVR-323 / 320 に用いているX363は、すべて銅足です!積み上げなければならない差だと感じています。