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Toshiyuki Beppu

配線材を(十数年ぶりに)さらに選んだ

更新日:2022年1月17日



前回のブログをみてくれたK氏より「LANケーブルを聞いたことがありますか」と。

「いや、ないです」と私。

「ボケッとしてますけど、変な響きはないですよ」


そう言われれば、聞くしかありません。これはもちろん、彼の評価を疑っているのではありません。彼の評価はいつも参考になります。でも、自分の耳で確かめなければ、どう音が違っているのかを感覚として把握できません。


そのLANケーブルですが、手元のものは愛三電線のカテゴリー5eです。過去に自分でつなぎましたが、24AWGサイズだったとは。このたびカットして初めて気づきました。単線のメッキなしです。音は、教えてもらったとおりです。ボケッとしているけれども、バランスは悪くない。ベルデンの8503と比べるとおとなしいです。


というか、8503はかなりにぎやかな線です。ですけど、そのにぎやかさのバランスが悪くない。それと比べると、愛三は痩せたイメージになるのでしょうが、よく聞くとそうではなく、8503の派手さをなくして、出すべき音はちゃんと出しているとの印象です。

ところで、カテゴリー5eには、より線タイプもあります。単線よりもずっと柔らかい。いい感じです。単線でもより線でも、固い線からはろくな音がしなですね。カットしてみると極細のより線にもメッキはありません


より線の音ですが、単線のボケボケ感がスッキリとします。8503と比べると、厚化粧がなくなり、自然な感じです。バランスも良好です。これはいいです。


サンプルを入手したより線のLANケーブルは沖電線のものでした。ところで、ネットで探したのですが、250m売りしかない。メートルあたり100円くらいで4対入ってますから1本あたりで考えればメチャ安ですが、死ぬまでに使い切れそうにない。


LANケーブルですから、コネクタの付いた短いモノもあります。それでも、メーカーが違えば音は違うでしょうから比較するしかありません。サンワサプライとK社のモノをポチッとして、試しました。


念のために中身を比べれば、被覆の色やストライプの太さは違っています。それぞれ別の工場で作られているのでしょう。ところが意外というか、同じ規格だから当然というか、3社とも、音はよく似ています。高周波特性を求められるので絶縁材の規格も同じだからでしょう。メッキなしの銅のより線は、3社とも同じような柔らかさです。いつものことで細かいことを言いますが、響きのザラつき感でK社が若干劣り、沖とサンワは、わずかに違いはありますが、どちらも同レベルです。


ありがたいことに、お値段が安い。アンプ1台分なら、1 mを買ってバラせば足りますから400円くらいです。UL 3265の2m 7色パックよりも安い!


これで決まりかな。と考えて、シャント・レギュレータ化したセレクタEVRの配線も換えました。4対あって色が違うので、セレクタの配線にはありがたい。しかも、初めからツイストされています。それに被覆はPEです。塩ビよりは溶けにくい!



仕上がりも、塩ビよりはきれいです。音もよくなった。と、しばらくはよい気分で聞いていたのですが…。




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